リフォームの知ってるようで知らないこと

2019.03.05

拭き掃除のすすめ

こんにちは。今回は「拭き掃除のすすめ」がテーマです。

●拭き掃除のおすすめポイント
床をお掃除する方法として、フローリングワイパー、掃除機、はたまたお掃除ロボットなどがありますが、その中でも、ぞうきんを使った昔ながらの「拭き掃除」には次のようなメリットがあります。
①汚れや細かいホコリがきれいにとれ、サッパリする。空気もきれいになる。
②使い古しのタオルがあればよく、電気も使わないので経済的。
③ホコリや音が立たないので、家族が休んでいる時などでも気兼ねせずにできる。
④運動不足解消にもなる。

●「タオルぞうきん」と「手縫いぞうきん」
古タオル(幅30㎝×長さ80㎝くらい)を折りたたんでそのまま使う「タオルぞうきん」は、乾きも良く、縫う手間もありません。指に巻き付けて隅っこも拭くことができ、何度も折り返していつもきれいな面を使えるなど、便利です。古くなった箸の先に巻き付ければ、床や窓の「さん」、レールなどの掃除もできます。
タオルを縫って作る「手縫いぞうきん」も、学校などではよく使われていて、子供がしゃがんで両手で押して進んで行くスタイルには、やはり厚みがあってしっかり縫ってあるこのタイプが向いているのかもしれません。

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●「手縫いぞうきん」の作り方
薄めのタオルの4分の1を切り落として、3枚重ねにして縫うのが使いやすい厚さです(切り落とした布は使い捨て掃除に)。タオルの端は硬くて縫いにくいので、裁ち落とします。3枚重ねにたたんだら、外側に出る裁ち目を1㎝ほど内側に折って、ふちをぐるりと縫い合わせ、中も対角線などに縫います。
子供用はさらに薄く、1枚のタオルを半分に切ったもので2枚重ねにすると、手の大きさに合って使いやすく、しぼりやすいです。

画像②

●「タオルぞうきん」の使い方
使い古した綿のタオルを8つ折りにして使用します。横に2つ折り→横に2つ折り→縦に2つ折りで完成し、手のひらサイズの長方形になります。表裏合わせて16面になり、1面ずつ使うことで、掃除の途中で洗いに行く手間と時間が少なくて済みます。
8つ折りにしたら、バラけやすい端っこを親指と人差し指で挟み込んでしっかり持ちます。そして、その他の指を広げるようにして、手のひら全体に均等に力を入れるようにして拭きます。
手の小さい人は、横に2つ折り→横に2つ折り→縦に3つ折りにして使ってみても良いでしょう。表だけで12面使えます。

●拭き方のコツ
一方向に直線で拭くのがおすすめです。円を描くように拭いたり、ジグザグに拭いたりすると、同じところを行ったり来たりしてホコリや汚れを戻してしまう可能性があります。

●「湿り拭き」という方法
フローリングの床や畳などは水拭きできない、と言われますが、脱水機で絞った程度の湿り気のぞうきんであれば、拭く相手に湿気を与えず、ホコリや汚れを具合よく吸着してくれます。
作り方は、まず、ぞうきんを半分だけ濡らしてしっかり絞ります。次に、湿った半分を乾いた半分で包むように重ねて、もう一度かたく絞れば完成です。
「湿り拭き」なら、ガラスなどを拭いたあと「すじ」ができず、仕上げのから拭きが不要です。床だけでなく、壁、棚、家具、建具、窓なども楽にきれいにできる、おすすめのお掃除方法です。

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●まとめ
古タオルを縫わずにそのまま使う、タオルぞうきんによる「湿り拭き」を実践している我が家では掃除機は、ほぼじゅうたんにしか使っていません。廊下や居室の日々の掃除はフローリングワイパーでザッと、週1回のていねい掃除ではタオルぞうきんで「湿り拭き」することにしています。ひととおり拭き終わると体も温まり、気分までサッパリします。