リフォームの知ってるようで知らないこと

2019.09.03

お家の屋根をリフォームしよう

屋根は雨や熱、紫外線からお家を守る大切な役割を果たしています。しかし、屋根が割れてしまったり、雨漏りが発生して不安を感じている方もいるのではないでしょうか?普段、目に入りにくく、傷んでいても見落としがちな場所でもあります。
今回はお家の屋根のリフォームについてご紹介したいと思います。

c79e0203a0d3ca910733bf2dad6293f8_t

●屋根のリフォーム工事の種類 
〇塗装(約25万円~40万円)
 屋根材の傷みが少ない場合に、既存の屋根材を洗浄し塗装を行う工事です。
3種類あるリフォームの中で、一番費用を安く抑えることや工期を短期間で行うことができます。定期的に塗装を行えば、屋根から雨漏りすることが少なくなります。
塗料はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機の5種類あり、耐久年数や価格によって費用が異なってきます。

〇カバー工法(約50万円~120万円)
 既存の屋根材の上に新しい屋根材をかぶせる工事です。葺き替えと違い、既存の屋根材を撤去する必要がないので、費用を抑えて修繕することができます。

〇葺き替え(約70万円~140万円)
 既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。既存の屋根材を撤去するので、撤去費用がかかります。そのため、リフォームの中で一番費用が高くなります。葺き替えを行う場合は、屋根材の下にある野地板の張り替えや防水シートまで交換するので、屋根材が長く保たれます。

03ccdde864d70637f203cfa6cd3a8039_t

●屋根材の種類
〇粘土系
 粘土を焼いて形成された瓦の屋根材です。高温多湿の気候風土にあった古くから日本家屋の屋根として使われていた屋根材です。断熱性や遮音性に優れ、塗り替えを行なうことなく50年~100年使うことのできる素材です。重量があり耐震には向いていません。

〇セメント系
 セメントと砂を原料にした瓦で、粘土で成形された和瓦と比べると安価ですが、定期的な塗装などメンテナンスや経年劣化による割れが発生します。粘土系と同じくらいの重量で耐震には向いていません。

〇ストレート系
 薄い板状で天然ストレートと人造ストレートの2種類があります。耐久性や断熱性にも優れ、軽量で加工しやすいため、重ね葺できでも使用されています。

〇金属系
 素材が軽く自由な加工が可能な屋根材で、耐久性に優れています。種類はジンカリウム鋼板・ガルバリウム鋼板・瓦棒・トタン・銅板があります。

a7f4d8414262fbe45bc906ce522b278e_t

●まとめ
いかがでしたか?今回はお家の屋根のリフォームについてご紹介しました。屋根のリフォームを検討されている方は、ご自宅の屋根に合った工法、適正な価格で施工するには複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して比較してみることをおすすめします。
安心して依頼できる業者を見つけ、理想の屋根にリフォームしてみてはいかがでしょうか。