2018.03.18
生ゴミのイヤな匂いを簡単に解決する方法
こんにちは!
今回のテーマは「生ゴミの匂い」についてです。
●生ゴミの匂いの原因って?
ゴミ箱を開けるたび、嫌なにおいが…。そんな経験、ありませんか?捨ててすぐは匂わないのに、数日経つと匂いが……。
この匂いの原因は、「嫌気性微生物」と呼ばれるものです。
この嫌気性微生物とは、酸素のないところでも生存することができるバクテリアの一種で、残飯の腐敗臭や生ゴミのイヤな臭いもこの嫌気性微生物によるものなのです。
●嫌気性微生物は「水分が好き」
臭いを発さないように気を付けてはいても、生ゴミの処理の仕方を間違えてしまうと嫌気性微生物は増殖の一途をたどり悪臭を活性化させてしまいます。
これは生ゴミから出た水気の中で、猛烈な勢いで嫌気性微生物が増殖しながら活動し始めているからなのです。
生ゴミの処理の仕方として「水気を切った生ゴミをレジ袋に入れて口を縛る」という方法をされている方が多いと思います。
しかし、この方法だと密閉したレジ袋の中で生ゴミから出た水分により嫌気性微生物が増殖してしまい、そこから悪臭が発生してしまいます。
嫌気性微生物は「乾燥と低温には弱い」ので、この弱点を突いて匂いを断ちましょう!
●匂いをさせない方法とは?
匂いをさせないようにするためには、第一に「ゴミを濡らさない」ことです。
その方法の一つが「新聞紙でくるむ」方法です。
調理台の横に新聞紙を広げ、調理中に出た野菜くずや魚のアラなどをこの上に乗せていき、調理が終わったらいったん畳んでおきます。
食事が終わったあと、もし残飯が出たらこの新聞紙の中に入れ、きっちりと畳んでからゴミ箱へ処分します。
他にも「生ゴミを冷凍させる」方法があります。
魚のアラなど臭いが出やすい魚介類でもカチカチに冷凍させてしまえば、匂いを断つことができます。
とはいえ、「食品を入れる冷凍庫に生ゴミを入れるのにはちょっと抵抗がある」という場合には、海老や魚などの魚介類のみに限って冷凍してしまう習慣にすれば、ゴミ出しする日まで悪臭に苦しむことはありません。
生ゴミとはいえ、冷凍する直前までは食品だったものですから、それほど気にならないのではないでしょうか。
さらに、「お酢」も効果的です。
方法は、お酢と水とキッチンペーパーを用意します。
ゴミ箱の底にキッチンペーパーを敷き詰め、そこに水で2倍に薄めた酢を振りかけます。
振りかけるお酢酢水の分量は、約1/2カップほどが適量です。
キッチンペーパー全体がしっとりと濡れる程度に湿らせれば、完了です。
また、「重曹」も生ごみの臭いを消す効果があります。
方法はとても簡単で、ゴミ袋の底に重曹をパラパラと振りかけるだけです。
その上から生ゴミを投入すれば生ゴミの水分を重曹が吸収し、悪臭が起きにくくなります。
また、水1カップに重曹を小さじ1溶かしたものをスプレーボトルに入れて常備し、生ごみに直接スプレーすれば悪臭の元に働きかけることができます。
また、ゴミ自体もそうだけど、ゴミ箱も匂う!という方は、ゴミ箱を定期的に洗うことをおすすめします。
ゴミ箱はカビの温床になり、匂いの原因にもなります。
頑固な汚れやカビは、漂白剤を薄めて漬け置きしておけば、きれいになりますよ。
●まとめ
気になる生ごみの匂いを減らす方法についてまとめていきましたがいかがでしたか?
暖かい季節は「嫌気性微生物」が繁殖しやすいためこのような方法を使い、匂いを防ぎましょう!