リフォームの知ってるようで知らないこと

2019.01.15

掃除の基本 その2「いろいろな用途に使える、おすすめの洗剤」

こんにちは。今回は掃除に使う「おすすめの洗剤」がテーマです。

●洗剤は場所別にそろえる必要はありません

トイレにはトイレ用洗剤、浴室には浴室用洗剤…と場所別に専用洗剤を使うのがあたりまえと思っている方も多いかもしれませんが、これから紹介する基本の5種類を汚れに合わせて使えば、家庭でのほとんどの汚れはきれいに落とせます。

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●基本の洗剤5種類
○食器用洗剤
昔は食器用洗剤といえば中性しかなかったように思いますが、手荒れしにくいとされる弱酸性、洗浄力の強い弱アルカリ性のものも今はあるようです。中性ならメガネを洗うのにも使えるなど、用途が広いです。いずれも、汚れに合わせ、そのまま垂らすか水で薄めて使います。
なお、「食器用」といっても実は中性の住居用洗剤・トイレ用洗剤・浴室用洗剤とは成分に大きな違いはなく、使い回しが効くのです。

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○クエン酸
酸性。レモン・梅干しなどの食べ物にも含まれる、酸味のもとになる成分で安心です。電気ポットや水回りの水アカを酸の力で分解します。尿のアンモニア臭やトイレの黄ばみ汚れ(アルカリ性)を中和して、消臭効果を発揮します。
食用酢でも代用できますが、ツンとした臭いがありますので、無臭のクエン酸があると便利です。水に溶かしてスプレーして使うほか、粉末のままふりかけてこする使い方もあります。

○重曹
弱アルカリ性。洗剤がなかった昔から、お掃除はもちろん、ふくらし粉や薬としても使われてきた安心素材です。油汚れや皮脂汚れ(酸性)を中和して落とします。水に溶けにくいため、粉末のまま研磨剤として使うこともできます。
また、粉末を瓶に詰めて布でふたをして、冷蔵庫やくつ箱などの脱臭剤としても用います。セスキより洗浄力は劣りますが、中性に近く穏やかな性質なので手軽に使えます。

○セスキ炭酸ソーダ
弱アルカリ性。重曹よりも強めのアルカリ性で、皮脂汚れはもちろん、ベトベトの油汚れにも効果を発揮します。また、水に溶けやすいので、血液汚れのつけおき洗いや、軽い汚れの洗濯物の洗濯に単体で使ったり(すすぎは1回でOK)、汚れのひどいものの洗濯に、助剤として洗剤と併せて使ったりもできます。

画像③

○クレンザー
研磨剤入りの界面活性剤。こびりついた汚れをこすり落とすのに便利ですが、素材によっては傷がつく場合もあり、注意が必要です。

●まとめ
最近は自然由来の安心素材を使ったナチュラルクリーニングが徐々に浸透してきたのか、ホームセンターやスーパーでも、クエン酸・重曹・セスキ炭酸ソーダが買えるようになりました。
強力な洗剤に頼る前に、人体にも環境にもやさしいこれらの洗剤でお掃除してみてはいかがでしょうか。