リフォームの知ってるようで知らないこと

2018.12.04

バスルームは入浴後のひと手間でキレイをキープする

こんにちは。今回はバスルームの日々のお掃除を取り上げます。

●入浴後のかんたん掃除と換気を心掛ける
バスルームの汚れは、体から出る皮脂と石けんカスなどがあります。これらは、入浴後すぐであれば、サッとこするだけでキレイになります。ところが、温度・湿度の高い場所なので、ためると格好のカビの住み家となり、手ごわい汚れに変わってしまいます。そうなると、目に沁みるような強い洗剤を使って、時間も労力もかけて掃除することになりがちです。

画像①

●洗い場
入浴後、腰の高さから下の壁とドア、カウンター、鏡、水栓金具及びシャワーヘッドとホースにシャワーをかけ、アクリルスポンジなどでひとこすりします。洗面器・手おけ・イスも壁などと同様にこすり洗いします。床は凸凹しているので、面の広いブラシでこすります。
何もつけなくても、ついたばかりの汚れならキレイになりますが、時間のある時は重曹か浴室用中性洗剤を使用してスッキリさせてもよいでしょう。

画像②

●排水口まわり
入浴後、ゴミ受けについた髪の毛などを取り除いておきます。時間のある時に、細かい目に入ったヌルヌル、垢などを歯ブラシで落としておくと、ピンク汚れ(カビではなく、「ロドトルラ」という酵母菌の一種だそうです。放っておくと黒カビが生えやすくなります)になるのを防げます。

画像③

●バスタブ
中のお湯を抜く時にアクリルスポンジなどでこすります。洗い場と同様、入浴後すぐであれば何もつけなくてもキレイになりますが、気になる方は、重曹や浴室用中性洗剤を使用してください。

●水気を取って乾燥させる
洗い場、排水口、バスタブと、ひととおりこすり洗いしてシャワーで流したら、タオルかスクイージーで水気を取って、翌朝まで換気扇を回しておきます。シャンプー容器などの裏も拭いておくと、ピンク汚れになるのを防げます。バスタブのフタも拭いて立てておきます。洗面器やイスなども拭いて、バスタブの縁に載せておくと、床やカウンターを乾かす妨げになりません。
冬場は壁の上の方や天井にもびっしり水滴がついています。バスタブの縁やイスに上がって拭き取るのは危ないので、長い柄のモップなどの先にタオルをセットして拭くとよいでしょう。換気する時は、排水口のフタは開けておきましょう。

●まとめ
入浴して体の汚れを落としたら、バスルームもひととおり汚れを落とし、水気を切って換気しておくと、カビが発生する心配もなくなり、安心して寝床につくことができます。初めは面倒に感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえば、自然に体が動くものです。