2023.05.06
何がある?知っておきたい内窓設置のデメリットとは
国をあげて省エネの傾向が強まって、高断熱化リフォームの注目も高まっています。高断熱化リフォームにも「まるごと断熱」「ひとへや断熱」「窓断熱」などいくつか種類がありますが、最近お問い合わせが多いのが「窓断熱」リフォーム。その中でも特にお問い合わせが多いのが内窓です。これまで何度かメリットはご紹介してきましたが、一方時々デメリットも聞かれることがあります。なので、今回は内窓のデメリットについてご紹介するので参考にしてみてください。
内窓のデメリットとは
開閉の手間が増える
内窓を設置すると、窓が2枚に増えます。つまり窓を開けるときに開かなければいけない鍵と窓が2倍になるということです。1回1回は少しの手間ですが、知っておきたい内窓のデメリットといえるでしょう。
掃除が大変になる
これも上記と同じ理由で、窓が2枚に増えることで掃除に必要な手間も2倍になります。年末の大掃除などの際はこれまで以上に余分に時間をみて行う必要があるでしょう。
窓枠の利用ができなくなる
窓際に小物を置いてお部屋を彩っている方も多いと思います。しかしながら内窓は既存の窓枠に設置するため、これまで使えていた窓際が使えなくなる場合が多いです。場合によっては小物を置くスペースを新しく確保する必要が出てくるかもしれません。
部屋が少し狭くなる
内窓は既存の窓枠に設置するため、今までよりも近い位置に窓がくることになります。場合によっては部屋が狭く感じたり、圧迫感を感じたりするかもしれません。実際は使用していく中で慣れて気にならなくなる方が多いのですが、頭に入れておくべき内窓のデメリットといえるでしょう。
効果が薄い付け方とは
デメリットとは異なりますが、効果が期待できない取り付け方があるので一緒にご紹介します。それは、
部屋の一部の窓にしか取付けない
というものです。
内窓を設置するとき、部屋の一部にしか取付けしなかった場合、期待する効果が得られない可能性が高いです。内窓の大きなメリットである断熱効果ですが、同じ部屋の中に断熱性能が低い窓があった場合そこから室内の熱が流出し、結局快適な室内温度を保てないことになります。断熱は部屋全体、もしくは家全体で考えることが重要です。よく使う窓1ヶ所だけでなく、部屋全体、家全体を同時に施工することを強くオススメします。
↑同じ部屋に内窓を設置していない箇所があると、そこから室内の熱が逃げてしまいます。
それでもメリットの方が大きい内窓設置
ここまでデメリットをご紹介してきました。毎日の換気や大掃除の時期などに影響が出るかもしれないことがお分かり頂けたと思います。それでも古賀組は内窓の設置をオススメしています。それは、デメリット以上にメリットが大きいと考えているからです。内窓を設置することで、断熱性能の向上や防音効果、防犯効果などの大きなメリットが期待できます。詳しくは以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
↓↓内窓(二重窓)のメリットについて詳しく知りたい方はコチラ