2023.06.09
住まいの防災・減災対策~長雨や大雨、線状降水帯や台風への備え
筑後川流域は豊かな自然に恵まれ
上質な野菜は果物に恵まれた肥沃な土壌を有しています。
一方で水害や土砂災害の危険性も高い地域です。
2017年7月の九州北部豪雨から
そろそろ6年が経過しようとしていますが
気象庁が朝倉で観測を開始した1976年以降
一日最大雨量が九州北部豪雨の前年である
2016年から増えている傾向にあります。
【朝倉地域の日最大雨量/年】
2010年7/14 157.5mm
2011年6/12 109.0mm
2012年7/13 176.5mm
2013年6/20 115.0mm
2014年7/3 195.0mm
2015年10/01 109.0mm
2016年6/22 214.5mm
2017年7/5 516.0mm(豪雨災害)
2018年7/6 295.5mm
2019年7/21 252.5mm
2020年7/6 253.5mm
2021年8/14 190.0mm
2022年8/24 123.0mm
※国土交通省「気象庁」朝倉 年ごとの値 詳細(降水量)より
上記の観測データから分かることは
2016年から急に一日の最大雨量が増えています。
「線状降水帯」という言葉は
2014年に広島で起きた土砂災害以降とされていますが
このころから発達した積乱雲が帯状に連なる
局地的な豪雨が増えてきました。
また、その一日の最大雨量が多い時期は
丁度今の6月から7月中旬にかけてが多く見受けられます。
さらに近年では台風の上陸数が増えており
災害リスクは以前よりも増している事が分かります。
これらの災害は、地球温暖化による影響とされていますが
地球温暖化の影響かはまだ定かではない
「エルニーニョ現象」が干ばつや豪雨などの
異常気象を引き起こすとされていますが。
今年は、そのエルニーニョ現象が
発生したとみられると報道されました。
異常気象・○○年に一度、など予測が難しい
気象が予測され、大雨や災害への備えが急務と言えます。
今後も発生する可能性があります。
去年台風が来たから、大雨が降ったから
今年は来ないと言う事には残念ながらなりません。
避けられない自然災害に対し
有事の際には適切な避難や行動を行う前提で
住まいを守る、災害に強い住まいづくりをすることが重要です。
災害に強い住まいとは
災害を未然に防ぎ、被害をゼロにする防災と
避けられない災害の被害を最小限に抑える
減災という点に目を向けるだけでなく
被災後の復旧・復興も早く行えるようにすることです。
そのためには、以下のようなポイントを考慮したリフォームやリノベーションがおすすめです。
自然災害に備えて、防災・減災の視点で
リフォームやリノベーションをすることは
自分や家族の命や財産を守る事に繋がります。
どういう視点で住まいを対策させればよいかまとめてみました。
<耐水性>
住まいの外壁や屋根のヒビや劣化を未然に防ぐ
定期的なメンテナンスが重要です。
水が浸入しやすい窓やドアなどの部分には気密性が高く
強度の高い製品が望ましいです。
また、床下や屋根裏などの通気性も確保することで
湿気によるカビや腐食を防ぐことができます。
<排水性>
住まいの敷地内には、雨水が溜まらないように
排水性の高い素材や角度を設け
敷地外にも雨水が流れ出せるように
排水路や側溝などの外構の整備も重要です。
また側溝など葉っぱや泥が堆積していると
雨が降った際に詰まり溢れる恐れもあるので
日頃から掃除を行う必要があります。
<避難性>
住まいから避難する際には
速やかに安全な場所に移動できるようにすることが必要です。
そのためには、ご自宅の避難経路や
地域の避難場所をハザードマップを
日頃から確認しておくことが重要です。
何より避難指示が出る前に
早めに避難場所に移動することが一番です。
しかし避難指示が出た場合でも
状況を確認した上で的確な判断を行い
大雨の中、無理して避難所に移動しないという
的確な判断も命を守るには必要です。
日頃から避難経路や非常用物資の確保をしておけば
万が一の時にパニックにならずに行動できます。
<電力確保>
太陽光発電や蓄電池などの自家発電システムを導入すると
災害時にも電気が使えます。
災害時の季節にもよりますが
夏は暑さ、冬は寒さに注意が必要になります。
平時の電力を賢く運用するだけでなく
災害時に自家発電があると安心ですね。
おすすめ台風対策リフォーム
後付けシャッター
住まいの中で強度が低いガラス出来ている窓。
強風で飛んでくる飛来物により
窓ガラスが割れることがあります。
台風下で窓が割れると室内に強風が入り
逃げ場を失った風が室内を駆け回り
タンスやテーブルを吹き飛ばしたり
他の窓を割ったり屋根を吹き飛ばす事もあります。
シャッターや雨戸があると台風対策
防犯や防音から暮らしを守ってくれます。
フェンス
敷地の境界や目隠しが植栽やブロックの場合
強風や地震などの災害時に倒れる恐れがあります。
また植栽の場合は定期的な剪定や害虫対策が必要で
長期的なメンテナンスは負担になるケースもあります。
最近のフェンスはデザインに優れ、木調色や形状も様々で
プライバシーを守りつつも住宅との調和
周辺環境とのバランスなど対応力に優れています。
台風対策も考慮された仕様も登場するなど
旧来のイメージを覆すフェンスが登場しています。
カーポート
台風や大雨の中、屋外に駐車した車は
あまざらしの上、飛び交う葉っぱや木の枝により
汚れ、キズが付いてしまいます。
良く晴れた日でも紫外線に晒され
日々ダメージを負っています。
台風に負けないカーポートは
雪深い地域では積もった雪も支えられる
非常に強固な造りになっています。
台風や大雨の期間、外出ができず
買い物が必要な際に車が無事だと
非常に心強いです。
雨の日も晴れの日も雪の日も
カーポートは大活躍です。
屋根
日常、屋根の確認を行う事は難しいですが
瓦を含む屋根全体も劣化していきます。
雨水の浸水による雨漏りや
瓦が飛んだりズレたりすることも起こりうるのです。
普段確認できない屋根のチェックやメンテナンスは
住宅の価値を落とさずを長持ちさせる大事な要素となります。
古賀組ではドローンを飛ばし屋根の状態を確認できるので
屋根に上がる危険を避け
安全に、そして確実に屋根を確認いただけます。
古賀組は、筑後川の水害復旧を担うため
創業した歴史から
自然災害に強い住まいづくりに力を入れており
土木建築請負業から始まった会社として
災害に対するノウハウを持っています。
また、環境にやさしい建設及びプラント技術の展開と
環境と調和する建設業の創造に努めています。
公共工事は常に最新の技術が求められます。
古賀組では大型公共工事を担ってきたことで
最新の技術と構法、組織作りに取り組んでまいりました。
その知識と経験を住宅に活かすべく
戸建てからリノベーション、リフォームや不動産まで
総合住宅会社として地域の住環境の向上に努めております。
災害復旧の歴史を、住宅業界に活かし
安心で安全、そして快適な住まいをご提案できるのは
古賀組の役目だと自負しています。
台風対策、災害に強い家は古賀組にお任せください。
住宅・リフォーム補助金
現在、省エネに繋がる住宅設備の導入やリフォームに対し
国から補助金が貰える制度があります。
▶こどもエコ住まい支援
▶先進的窓リノベ
▶給湯省エネ
導入も補助金もメリットが多く
光熱費の削減に繋がり、健康維持にも繋がります。
古賀組は補助金が申請できる登録業者です。
どんな工事が活用できるのか
どれぐらいの補助金がもらえるのか
詳しくはお問い合わせ下さい。
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