2023.06.27
湿度60%の壁 | 快適な住環境づくり
今回は、梅雨や夏の湿気が住宅に及ぼす影響と
リフォームで改善できる湿気対策
そして、その解決策についてお話ししたいと思います。
湿度とは
湿度とは、空気中に含まれる水分の量のことで
高すぎるとムシムシしたりカビが発生したり
低すぎると乾燥したり肌荒れしたりする可能性があります。
一般的に、人間が快適に感じる湿度は
季節や気温によって異なりますが
40%から60%の範囲が適切だと言われています。
梅雨や夏の時期、60%を超える高い湿度は
我々にとってマイナスな影響があります。
湿気の問題は、建物の構造や住まいの快適性に
直接的な影響を及ぼすだけでなく
健康上の問題や建物の劣化に繋がります。
湿度が高い状態が長時間続く事になると
カビが繁殖し成長してしまいます。
カビが壁や床、天井などに広がり
見た目だけでなく構造物に使う木材を劣化させます。
また、高温多湿の環境では
ウイルスや細菌の増殖も促進され
感染症のリスクも警戒されます。
またカビが繁殖しやすい環境は
ダニにも過ごしやすい条件となります。
高温多湿になると衣服や布団など
ダニが好む場所も要注意です。
アレルギー反応や呼吸器の問題にも
カビやダニが関わる事も分かっています。
<梅雨や夏の湿気が住宅に及ぼす影響>
高温多湿という言葉が示す通り
梅雨や夏の時期は、空気中の水分が多くなり、湿度が高くなります。
この湿度が高い状態が続くと
住宅にどんな影響があるのか解説します。
例えば、以下のような問題が起こりやすくなります。
- カビやダニの発生
- 結露や水滴
- 木材の膨張や腐食
- シロアリの被害
- 健康被害
カビやダニは、湿度が60%を超えると活動しはじめ
70~80%以上になると繁殖しやすくなると言われています。
カビやダニはアレルギーの原因になったり
嫌な臭いを発したりします。
特に布製品や木製品に付着すると取り除くのが困難になります。
さらに湿度の高い梅雨時や夏の時期とは反対に
気温が低く乾燥した冬の時期には結露が発生します。
結露は、外気と室内の温度差が大きいときに起こります。
窓や壁などに水滴がつくと、カビの発生や塗装の剥がれ
金属部分の錆びなどを引き起こします。
また、床下や屋根裏などに水分が溜まると
木材の腐食やシロアリの被害を招きます。
木材は水分を吸収する性質があります。
湿度が高いと木材が膨張し、乾燥すると収縮します。
この繰り返しで木材にひび割れや反りが生じたり
接合部分が外れたりします。
また、木材が腐食すると強度が低下し、建物全体の耐震性能にも影響します。
シロアリは水分を多く含んだ木材を好んで食べるため
湿度が高いとシロアリが発生しやすくなります。
シロアリは建物の土台や柱などを食害し
建物の倒壊や崩壊の危険性を高めます。
湿度が高い事による健康被害は
カビやダニによるアレルギー症状、アナフィラキシーショックや
湿度が高いことで起こる熱中症や疲れ、だるさなどがあります。
湿度が高いと体温調節がうまくできず
発汗や血流が悪くなります。
何より高温多湿は不快な環境下となるので
ストレスも貯まりやすく、良い事はあまりありません。
高温多湿を好む熱帯雨林産の植物には適した環境ですが
屋内で高温多湿の環境は住環境としては適していません。
湿気に悩む住宅にはリフォームをおすすめする理由
湿気による住宅の問題は、放置しておくと深刻化し
住まいの快適性や安全性を損なうだけでなく
修繕費用、メンテナンス費も高くなります。
また、健康被害も無視できません。
季節や気候によって湿度は大きく変動します。
特に日本では、夏は高温多湿で冬は乾燥する傾向があります。
そのため、快適な室内環境を保つためには
湿度計を使って室内の湿度を測り
必要に応じて加湿器や除湿器などを活用することが重要です。
そこで、湿気に悩む住宅にはリフォームをおすすめします。
リフォームによって、以下のようなメリットが得られます。
- 湿度を適切に調整し、カビやダニの発生を防ぐ
- 結露や水滴を減らし、壁や窓の劣化を防ぐ
- 木材の膨張や腐食を防ぎ、建物の強度や耐久性を向上させる
- シロアリの被害を防ぎ、建物の寿命を延ばす
- 健康被害を防ぎ、快適な室内環境を作る
湿気対策のリフォームは、住まいの価値を高めるだけでなく
住む人の健康や幸せにも貢献します。
湿気対策のリフォームの解決策
湿気対策のリフォームには、さまざまな方法があります。
- 壁や天井に調湿性能の高い素材(エコカラットや珪藻土など)を使用する
- 窓やサッシを断熱性能の高いものに交換する
- 換気システムを改善する
- 床下空間に通気口や換気扇を設置する
これらのリフォームは、それぞれ以下のような効果が期待できます。
◆壁や天井に調湿性能の高い素材(エコカラットや珪藻土など)を使用する
- 室内の湿度を適切に調整し、カビやダニの発生を防ぐ
- 素材自体に脱臭効果があるため、嫌な臭いも抑える
- 素材によっては断熱効果もあるため、冷暖房効率も向上させる
◆窓やサッシを断熱性能の高いものに交換する
- 窓からの熱の出入りを抑えるため、室内温度が安定する
- 結露や水滴が減るため、壁や窓周りの劣化を防ぐ
- 冷暖房効率も向上させる
◆換気システムを改善する
- 室内の空気を新鮮に保ち、湿度を調節する
- 冷暖房のロスを減らし、省エネ効果が期待
- 熱交換する際に水分も取り除くため、湿度も下げることができる
◆床下空間に通気口や換気扇を設置する
- 床下の空気を外に排出し、湿度を下げることができる
- 通気口は、床下空間と外の空気をつなぐ穴のことで、自然換気を促す
- 換気扇は、通気口に取り付けることで、強制的に空気を排出
湿気対策に補助金が出ます
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手厚い補助金が出ます。
補助金と聞くと分かりづらい手続きや申請が思い浮かびますが
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